「家族の愛と大好きな音楽、両方を手に入れることは出来るのか!?」
これが映画リメンバー・ミーの大きなテーマなんですよね。
いろんな人たちから「泣ける」、「感動した」っていうのを聞いていたから絶対に観に行きたいと思ってました。
しかしなかなか行けずにこのGWにようやく観に行くことが出来ました。
私は最初、泣けるっていうすでに観に行った人達の感想を聞いて、死んじゃった家族に最後会えてハッピーエンド!みたいなストーリーだと思っていました。
しかしそこはピクサー、予想しないストーリー展開に「えっ!?そうなるの!?」といい意味で裏切られたのが、一番の印象でした。
ディズニーピクサーの最新作、「リメンバー・ミー」をようやく観に行けたので、映画の感想と見どころを私なりにお伝えます。
~目次~
ストーリ展開がおもしろい!
少年ミゲルを主人公にその家族との愛をテーマにした作品です。
家族をテーマにしたピクサー作品って今までにもいくつかあるけど、私の中で最強に面白かったのが「Mr.インクレディブル」!
当時あまり期待をせずに観に行ったのをよく覚えています。
若かりし頃ヒーローだったMr.インクレディブルがお父さんになり、中年体形になった姿で覆面マスクとマントつけてる姿がちょっとB級映画感&アメコミっぽさを個人的に感じちゃって、何となくそこまでおもしろくはないのかなぁ~と思ってたんですよね。
それが予想外に笑いあり、涙ありで最初っから最後まで楽しめたのがこの映画でした。
この映画でかなり泣いた記憶があります。
結構前のピクサー作品ですが、よく覚えている大好きな映画の1つです。
そのMr.インクレディブルの続編が今年の8月に公開になるみたいで、それも今からすごく楽しみですね。
話が反れましたが、リメンバー・ミーでは主人公ミゲルの家族はあることがきっかけで代々音楽を禁止していました。
しかしミゲルは音楽が大好きでミュージシャンに憧れていました。
メキシコで年に一回行われる「死者の日」という亡くなった人が戻ってくるというお祭りの日がメインのストーリーで日本で言うところのお盆みたいなものですね。
その日にあることがきっかけで死者が見えるようになったり、死者の国に行けるようになったりとするんですが、最初にちょい役だと思っていた人物が超重要な役だったり、意外な人物が悪役だったりと、見ながら予想していたことがどんどん裏切られていくんです。
そのストーリー展開が見ていてとても面白かったです。
曲が流れると感動しちゃう!

映画のタイトルの「リメンバー・ミー」はストーリーで重要な曲のタイトルでもあるんですが、劇中では何度もこの曲が流れます。
これが(特に後半で)流れるとすごい泣けてきちゃうんです。
最初、違った意味で捉えていたんですが、途中からストーリーが急展開していった時にこういう意味の歌詞だったのかぁ~とみていくうちに変化していったのが面白かったです。 一番最後の最後で流れてきた時はそのシーンと相まって、もう涙が止まりませんでした・・・。
リメンバー・ミー
お別れだけど
リメンバー・ミー
忘れないで
たとえ離れても心ひとつ
おまえを想い、唄うこの歌
すっごくシンプルな歌詞だけど、わかりやすくて心に染みます。
劇中では声優さん達が歌っていますが、エンドロールでも流れてて女性の声だったので誰が日本語版を歌っているのかなぁ~と気になって調べてみたらシシド・カフカと東京スカパラダイスオーケストラなんですね!
すごいタッグですね!
シシド・カフカ feat.東京スカパラダイスオーケストラの日本語バージョンの曲もダウンロードできます。
ピクサーならではのアニメとは思えないリアルな映像美

トイストーリーやファインディング・ニモの時からすごいと思ってはいましたが、今回のリメンバー・ミーでも相変わらずアニメとは思えないほどのリアルで美しい映像美を堪能することが出来ました。
特に死者の世界がすごく鮮やかで色とりどり、キラキラに描かれて勝手に描いてた死者の世界のイメージとのギャップを感じましたね。
家族を大切にしよう、なくなった人を忘れずにいようと思わせてくれる
アニメの世界とわかっていても、死後の世界がこんなに楽しそうだったらいいなと思わずにはいられなくのがピクサーのチカラです。
大人の私が見ても純粋にこんなだったらいいなぁ~と思わせるのはさすがです。
そのうえでこの映画は「家族を愛することの大切さ」や、「なくなった人達のことを忘れずに写真を飾っておくことの意味」を考えさせられます。
この映画を見終わったあとは、家族に会って話がしたくなる、そんな気分になります。
原題は「リメンバー・ミー」ではなく「COCO」

実は原題はリメンバー・ミーではなく、「COCO」というタイトルだったんです。
ココは映画に登場するミゲルのひいおばあちゃんの名前なんですが、映画でとても重要なキャラクターになります。
でもタイトルが「COCO」だと、最初そんなに目立ってないココひいおばあちゃんが重要人物なんだってことがネタバレっぽくなっちゃうし、私は「リメンバー・ミー」がタイトルにしたのは正解だなって思っています。
やっぱりこの曲が映画のストーリーにとても意味を持たせているから。
同時上映のアナ雪のボリュームがすごい!

「リメンバー・ミー」が始まる前に同時上映でアナと雪の女王の最新作が短編映画として上映されました。
短編映画なので本当にちょっとした続編を流すだけだと思って観たんですが、全然違うんです!
かなりしっかりとストーリーがあって、途中からアナ雪を観に来たんだと思っちゃったくらいのボリュームです。
アナ雪も以前に映画館で観て感動したんですが、今回の短編の続編を観て、「やっぱりアナ雪はオラフがいるからおもしろいんだな」と改めて思いました。
キャラの強いオラフがみんなをかき回すから話がよりおもしろく飽きさせないんですよね~。
今回の続編は特にオラフがメインになって展開していくのでめちゃおもしろかったです。
そんな中でもアナとエルサのために一生懸命にがんばって思い出を作ろうとしているオラフを観て、「リメンバー・ミー」が始まる前から泣いてしまいました。
家族や大切な人と一緒に観に行きたくなる映画
トイストーリーのように個性豊かなキャラクターがたくさんいるわけでもない、
Mr.インクレディブルみたいに敵を倒す爽快感があるわけでもない、
でもアナと雪の女王以上に曲や音楽がメインになっている映画で、心にそっと語り掛けてくれて「このお話を覚えておこう」って思える映画です。
GWも終わり、上映終了する映画館も少なくなってくるかと思いますが、機会があればぜひ家族や大切な人と一緒に観に行ってほしい映画ですね。
DVD・Blue-rayも出ています!!
リメンバー・ミーのサウンドトラックも出ています。
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