
今20~30代の働く人たちは、定年退職後に年金がまともにもらえるのかわからないと言われており、将来や老後のことに漠然とした不安がある人もいると思います。
40代の人でももしかしたら同じかもしれません。
しかしこれからはまともに出るかどうかわからない年金だけに頼らずに、自分自身で資産を増やしていき将来の自分の老後に備える時代になってきています。
その手段の1つとして2018年1月からスタートしているつみたてNISAによる資産運用があります。
これから資産運用を始める人にとってつみたてNISAは、投資をやったことがない人でもかんたんに始めやすく、投資初心者にはとても向いている制度になっています。
私は楽天証券 で口座開設したのですが、申し込みをしてから開設完了まで思っていた以上にかなり時間がかかりました。
もしつみたてNISAを始めようか検討中の方は、すぐに始められるように早めに口座開設を申し込むことをおすすめします。
口座開設は無料なので、開設だけ済ませておいてじっくり検討することもありだと思います。
投資初心者にとってつみたてNISAを始める時にぶつかる最初のハードルは

投資初心者にとってはそこからわからなくて悩みますよね。
銀行やゆうちょでも証券口座は開設出来ますし、実店舗のある証券会社もありますが、結論から言うと私はネット証券が一番おすすめだと考えています。
その理由は何と言っても圧倒的に安い手数料です。
また付け加えるなら、やたらと手数料が高く銀行員や証券マンの利益にしかならない商品を売ってくるリスクを回避するためもあります。
将来のための資産運用に投資初心者でも始めやすいつみたてNISAのことについてわかりやすくご紹介します。
つみたてNISAとは?初めて投資を始める人に適している理由

2018年1月から運用がスタートしたつみたてNISAは少額の資金を長期にわたり、積立て投資で資産運用を行なっていく投資制度のことです。
積立て投資とは、一括で投資信託などを購入するのではなく、毎月(もしくは毎日も可)一定額の投資資金で少しずつ商品を購入していく投資方法です。
ドルコスト平均法に基づいた運用方法です。
、株式や投資信託などの金融商品の投資手法の一つ。金融商品を一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する。例えば「予定資金を12分割して、月末ごとに資金の1/12を投入し、一年かけて全量を買う」という手法。
長期投資でリスクを抑制し、安定した収益を得たい場合に使われる手法である。
ウィキペディアより抜粋
かんたんに言うと、あらかじめ決めておいた金額で毎月定期的に購入していく投資方法です。
また、つみたてNISA最大のポイントは非課税というところです。


日本では通常、投資で得た利益に対して20.315%かかります。(2014年1月~2018年6月時点)
それがつみたてNISAでは売却した際の値上がり分の利益や分配金、配当金に対して20.315%の税金がかからない制度になっています。
つみたてNISAのルールが
- 非課税枠は年間40万円まで
- 基本は積み立てでの買い付け
- 非課税期間は20年
- 投資対象商品は一定の条件を満たした135本ほど
と決まっています。

これは、投資初心者にはとても適した制度になっています。
理由は年間40万円と比較的少ない投資額を20年の長期にわたって積立で増やしていく点です。
投資運用を初めてスタートさせる人にとって高額の投資をすることは当然躊躇します。
また、「もし相場が下がって大きく損を出してしまったらどうしよう」と自分のお金が大幅に減ってしまうかもしれない不安から、なかなか始められない人もいるのではないかと思っています。
年間40万円までであれば、一般の会社員でも月33000円程度ですので比較的始めやすい金額です。

そんな人は積み立て出来る範囲の金額設定でも良いです。
でもせっかくですから、こういった機会に普段の生活からムダな支出はないかチェックしてみるのも良いと思います。
- スマホを大手キャリアから格安SIMに移行する
- 入っている保険が本当に必要なのか見直す
- 外食や不要な飲み会を減らす
- 本当に必要なものなのかしっかり考えてから買う
上記は毎月それなりにかかる支出や固定費なので、チェックして見直してみるだけでもかなり支出は減ると思います。
支出を抑えて浮いた分を他の贅沢に使わずに投資に回すのは、資産運用を徐々に資産を増やしていったお金持ちの人のやり方と同じなので、この方法は資産を増やしていくのにおすすめの方法です。
つみたてNISAで長期の積立投資をしていけば、途中で暴落が起き株価が下がったとしても時間をかけてまた上昇していく可能性が高いです。
株価が上がったり下がったりするたびに、気になって資産額を確認してしまったり、運用状況を追い続けてしまったりする必要がありません。
つみたてNISAの設定をしたらあとは、基本ほったらかしで良いのです。
一度積立て購入する商品を決めて運用スタートさせてしまえば、あとは自動で毎月(もしくは毎日)一定額購入してくれるので自分は何もする必要がありません。
また、つみたてNISAの対象商品はこうした長期で積立していくのに非常に適した商品(インデックス投資の商品)が選ばれているので、本数が厳選されており初心者が選ぶときにどれにすればいいのかわからなくなることがぐっと減りそうです。
楽天証券をつみたてNISAの口座に選んだ理由

もともと私は大手ネット証券である楽天証券とSBI証券の口座を持っていたのですが、迷った末につみたてNISAを楽天証券で始めることにしました。
理由は何といっても楽天ポイントがそのままつみたてNISAの買い付けに使えるからです。(ただし期間限定ポイントは不可)
これは2018年夏以降の実施なのですが、楽天のヘビーユーザーである私は、楽天カードを所有しており毎月のように楽天市場でお買い物をしています。
楽天のアプリも利用しているのでだいたい最低でも毎回4倍はポイントでもらっています。
そのほかにもお買い物マラソンや5倍ポイントアップデー(5・10・15・20・25・30日)のときには10倍くらいはポイントでもらっています。
10倍って単純に購入価格の10%分ですよね。
なかなかのポイント量だと思います。
最近だとふるさと納税の返礼品を、お買い物マラソンのタイミングに合わせて楽天で一気に購入したのでポイントがものすごくたまりました。
(その時の記事)
このポイントをもちろん楽天市場でそのまま使うこともできるのですが、楽天市場のお買い物でポイントを使ってしまうと、当然ですが購入金額が安くなりますよね?
ということはその分もらえるポイントも少なくなってしまいます。
ポイントを使って安く買えるのはうれしいけど、買い物をしたら最低でもポイント4倍はもらえる分が、安くなった分だけポイントがもらえなくなるというのはちょっともったいないなぁ~と思っていました。


そう思っていた矢先に知ったのが、楽天証券のつみたてNISAで楽天ポイントが使用できるというシステムです。
楽天証券では投資商品の購入をした時に発生する手数料に対してはポイントがつきますが(1~3%)、購入金額に対してはポイントはつきません。
なのでたまった楽天ポイントを利用するには最適でした。
ちなみにつみたてNISAの支払いを楽天カードでのカード引き落としにしても通常ポイントはつきません
そんな理由から、私は楽天証券でつみたてNISAを始めることに決めました。
つみたてNISAで投資初心者が選んだ商品

私がつみたてNISAを利用して購入している商品ですが、あまり知識のない投資初心者にはベストなものだと思っているので、同じくつみたてNISAでこれから投資を始めようと考えている人の参考になればうれしいです。
私が選んだのは商品は楽天全米株式インデックスファンド(楽天VTI)です。
これ1本だけです。
これを毎月33,250円+ボーナス1000円(年1回)買い付けて年間合計でちょうど40万円になるように設定しました。
つみたてNISAで購入出来る商品は1本と決まってるわけではないです。
下落した時のリスクに備えて、いくつか商品を分散させて購入しようか考えたのですが、年間40万円と少額なのであまり分散させて買う必要もないと判断して楽天VTIのみにしました。
もう一本似たような商品で悩んだのが楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)です。
わたしが選んだ楽天全米株式インデックスファンド(楽天VTI)が米国銘柄株を大小まんべんなく分散投資できる商品なのに対して、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)は全世界の株式銘柄にまんべんなく分散投資できる商品となります。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)のほうが全世界の株式が対象だから、より分散投資が出来るのでリスクが回避しやすく初心者にとってはより安心なのではないか?とも思いました。
しかし楽天VTの買い付けバランスを見ると半分以上は米国株なんです。
楽天VTの買い付け株の参考グラフ
世界の経済はアメリカファーストで動いていると言っても過言ではありません。
アメリカ企業の株価が下がっているときに他の国だけ上がっているということはなかなかないのです。
日本企業にも同じことが言えます。
結局のところ、米国株が上がれば他の国の株も上がっていくという理念でこのようなポートフォリオになっているのだと思うので、それなら米国株だけで問題ないと思い楽天全米株式インデックスファンド(楽天VTI)の購入のみにしました。
つみたてNISAの今後
つみたてNISAのことや楽天証券でつみたてNISAを始めた理由、選んだ商品をご紹介しましたが、実際は始まったばかりの制度なので、また内容やルールなどの変更・改正があるかもしれません。
非課税期間が現状20年ですが、これから期間が延長される可能性ももしかしたらあるかもしれません。
欲を言えば、楽天の期間限定ポイントもつみたてNISAに利用出来るようになれば一番良いのですが、今のところそれは利用できないようです。
つみたてNISAの非課税制度を上手に利用して複利でゆっくり、着実に将来の資産を増やしていきたいと考えています。
これから将来のために資産運用を始めてみたいと考えている方には、つみたてNISAは非常におすすめです。
気になっている方は取り扱っている証券会社のホームページから確認してみてください。
個人的にはネット証券が手数料も非常に安く、スマホやパソコンからかんたんに申し込みや商品選びが出来るので忙しい人には便利でおすすめです。
私が利用している楽天証券の他に、SBI証券も同じく手数料が安く、使い勝手がよくてとてもおすすめです。
実際に自分で投資を始めてみると、いろいろと投資に対する知識が身に付いていき勉強になります。
また今まであまり興味のなかった世界企業の売り上げや株価、配当金などにも関心が生まれるようにもなります。
実際に始めてみて思うのは、投資でも何でもそうですが、悩んでいるよりもとりあえず始めてみることの方がわかることが多いということです。
ネット証券であれば証券口座の開設は無料で出来ますし、つみたてNISA自体はいつでも引き出すことが可能なのでまず始めてみて自分に合う制度なのか経験してみることが大切なのではないかと思います。(本当は続けることで効果が出てくるので、やめたり引き出してしまっては意味がないですが・・・)
積立て投資は時間を味方につけて運用していく投資方法なので老後まで時間がたくさんある若いうちに始めるほうが有利です。
私もつみたてNISAの運用開始からすぐに始めましたが、今後資産がどう成長していくのかが楽しみです。
